ペットの終活
ペットちゃんの
看取りに向けて
終末医療
「ターミナルケア」
の知識

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どんなペットちゃんも
必ず迎える最期の時。
その時の心構えとして、
獣医師の方にお話を伺いました。

ターミナルケアとは :
病気にかかったペットについて、
その病気がたどる経過と結末に関する
獣医学上の見通しを指す言葉です。

終末医療で直面する3つのこと

〜 肉体的なケア・精神的なケア・疾患に対するケア 〜

肉体的なケアについて

筋力の衰えによって、立てなくなる
= 寝たきりの状態
床ずれが起きる (褥瘡(じょくそう、bedsore))

動物病院では、筋力の衰えの進行を抑えるため筋力トレーニングなどのリハビリを行ったり、また直接床ずれの治療を行ったりします。このような場合、家庭では定期的床替え(寝返りを交互にする)を行ってあげることが必要になります。これは肺の機能が衰えている時にも必要な処置で、ずっと同じ側を下にした状態だと一方の肺だけ縮んでしまうため、定期的に行ってあげる必要があります。

しかし、特にワンちゃんによっては自分の好きな向きがあってそれを変えられるとなきっぱなしになってしまうことがあるので注意が必要です。そのような場合には、伏せの状態などにするのも良いと言われていますが、その子それぞれに心地よい姿勢を探してあげるのがいいでしょう。

立てなくなるくらい筋力が低下する前に…
日頃からの散歩が筋肉トレーニングにもなり、排泄のリズムにもなります。人間でも、まったく動かない場合は、1日1%ずつ筋力が低下するといわれています(そのため、1日1万歩目標とされています)。

視力、聴力などの衰え
= 飼い主とのコミュニケーションが取りづらくなることや何かにぶつかって怪我をしてしまうことも

相対的にこのような状態になるのは、ワンちゃんの場合が多いです。ネコちゃんの場合には、筋力が衰えてくると高いところに登れない、登れたとしても落ちてしまうなどの現象が起きてきます。そのため、ネコちゃんの場合には、落ちた時のことを考えて下にクッションなどを置くと良いでしょう。

精神的なケアについて

ペットも終末医療の状態になるとわがままになったり、頑固になってしまったりします。また、排せつの問題も起きてくることも忘れてはいけません。肉体的な衰えでそのようになってしまうこともありますが、精神的にかまって欲しい場合にもそうした行動にでることがあります。
これは人間の場合と同様に赤ちゃん返りしている状態なので、そこを理解しながら飼い主さんは世話をしていくようにしてください。

疾患に対するケアについて

基礎疾患などがある場合には、獣医師に相談し、そのお薬を飲みやすくする包み物など工夫する方法をアドバイスしてもらうと良いでしょう。また、ご希望によっては獣医師に相談して、正しい方法をレクチャーしてもらった上で、家庭でペットちゃんに皮下点滴を行うこともできます。
また、食欲低下などに対しても獣医師からアドバイスをもらい、そのペットちゃんが食べやすい療養食を検討してみてください。

高齢のペットがかかりやすい疾患とは

ネコちゃんの場合:慢性腎臓病、6歳を超すとだんだん腎臓が弱ってきます。対処法としては、食事療法や皮下点滴などがあります。

ワンちゃんの場合:心臓疾患が多い傾向です。高齢になると腎臓疾患も多くなります。心臓疾患と腎臓疾患の治療は相反する治療になるので獣医師と良く相談しながら慎重に進めてください。

ペットの認知症について

ワンちゃんに多い傾向があります。症状としては、同じ所をぐるぐる回ったり、歩きつづける、バックができないなどです。また、昼夜逆転して夜中にワンワンとないてしまうこともあります。その他、寝返りができない、排せつができなくてワンワンないてしまうこともあります。
このように肉体的に衰え、それに認知症が加わると飼い主さんの負担が増してくることになります。

そのため、ペットの終末医療で飼い主さんが獣医師に相談するタイミングが大切です。常日頃からペットちゃんの状態を良く観察して、少しでもいつもと動き方が違ったり、行動がなんだか遅くなってきたり、ネコちゃんの場合だと以前登れていたところが登れなくなったりなどを見逃さないようにしましょう。その少しの変化を捉えて、すぐに獣医師さんに相談することで、早めの治療ができ、進行を遅らせることができます。

飼い主さんの生活も大切

終末期のケアをご家庭だけで行うことは大きな負担になりますので、日中だけ獣医師に預けたり、夜中寝られずに吠えてしまうワンちゃんには精神安定剤などを与えたりする方法もあります。罪悪感から無理をしてしまう飼い主さんが多くいらっしゃいますが、ペットちゃんとの最後の思い出を辛いものにしないためにも頼ることもご検討ください。

ペットちゃんが亡くなったかどうか

獣医師に相談するのが最善の方法です。飼い主さんは、普段からかかりつけの獣医師と良くコミュニケーションを取り、ペットちゃんの寿命についてもお話合いをしておくのが良いことだと思います。

もしも、動物病院が夜などでどうしても対応が困難な場合、
飼い主さんの自らで行う判断方法としては、以下の3つがあります。

  • 胸に手を当てたり後ろ足の内側に指を支えて心拍の確認をする
  • 呼吸の確認をする
  • スマホなどの光を目に当てて、瞳孔が反応するかどうかを確認する
    ※生きていれば瞳孔が小さくなる。脳機能が停止した場合は、瞳孔が散大したままになる。

来たるべき時に向けて、
終末医療「ターミナルケア」
の観点からお話いただきました。
渡邊先生、ありがとうございました。

家族の一員であるペットちゃんと
最期まで悔いなく過ごせるよう、
この記事が参考になれば幸いです。

取材動物病院

ロマノフ動物病院
千葉県千葉市稲毛区長沼町312-6
http://romanof-ah.jp/

院長

Doctor watanabe

渡邊 威久(わたなべ たけひさ)

千葉市稲毛区あやめ台・幕張本郷、埼玉県所沢市で育つ

平成14年 日本大学生物資源科学部獣医学科卒
平成14~18年 動物医療センターパスカル動物病院で代診医を勤める
平成18~21年 所沢アニマルメディカルセンターで副院長を勤める
平成21年 12月12日 当院を開院

専攻分野

(特に経験が多い分野)
外科(腹腔鏡外科、整形外科、軟部外科)
内科(内視鏡)
内科(内分泌)
臨床繁殖科(繁殖、人工授精)

所属団体

日本小動物獣医師会
千葉県獣医師会
千葉市(地域)獣医師会
2011~現在 災害対策委員長
NPO法人 アナイス (賛助会員)

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